2025/12/24

2025年のしめくくり

前回の更新から半年以上経ってしまった💦
何にもしてないわけじゃないんですよ。ずーーーーーっと何かしてるんですが、進行中だと公にできないことも多くてですね(言い訳)
ということで、久々ではありますが、時期も時期だし、1年を振り返ってみます。

R6年版中学教材の改訂作業がようやく先月終わり、昨年の11月に終わっていたR5年版小学教材の改訂作業と併せて、また今回の繁忙期サイクルを乗り越えた、というのがいちばん大きなことかなと思います。数か月前に、小学教材について版元の編集者さんに伺う機会があったのですが、特にミスとか問い合わせとかもないとのことで、ほっとした次第。中学のほうもやらかしていないことを祈るばかりです…。
そしてこのタイミングで、編プロ時代を通じて長らくお世話になっていた編集者の方がお二人、相次いで退職されて、そうか…と。ご年齢のことを考えると、そういう時期なのだろうなと思いつつ、本当に随分とお世話になっていたので、やはり寂しいものです。
幸運なことに、どちらの方にも最後に直接お目にかかってご挨拶ができたので、それは大変ありがたいことでした。これからのお二方のご多幸をお祈り申し上げます。

中学教材の改訂以外のお仕事もいろいろとご依頼いただいていたのですが、こちらはまた時期が来たら改めてお知らせいたします。たぶん年明けには。

それにしても、紙媒体ではない教材のお話もじわじわと増えてきたなあという印象があります。問題作成のやり方とかは、デジタル教材でも紙媒体でもさほど変わらないんだけど、ほかのところでちょこちょこと追加される作業なんかもあったり。でも作業自体は微妙にアナログ感があったり。詳細に述べていいものかわからないので、ぼやっとした書き方になってしまうのですが、今回自分がやったようなちまちまとした作業は、先々には自動化できるものかもしれません。(というか学生のバイトさんでもできる作業じゃね?と思ったとか思わなかったとか)

話は変わりますが、古典教材のお仕事をするうえで、すごくありがたいなと思った書籍がある。
コレです。
『高校生のための古典ライブラリー 漢文名文選』(筑摩書房)

教科書にもよく掲載されるような有名な故事成語(ex:五十歩百歩・大器晩成)の原典や史伝(ex:太公望・登竜門)がたくさん掲載されている書籍で、漢文を扱うときにものすんごくありがたい代物です。各文章の重要語句や句法も併記されているし、書き下し文・現代語訳も別冊にまとめられているし、一般的な句法だとか中国の文化史だとか年表だとか資料も充実しているし、回し者だと思われてもいいくらいおすすめできる。数年前に「故事成語編」のほうを購入して漢文教材の原稿執筆やら校正やらのときに活用していたのですが、「史伝編」も発刊されていたことに今年気づいて、即購入しました(発刊自体は去年だった)。古文に比べて漢文関連の書籍でわかりやすくまとまったものってあるようでない気がするので、何度でも言うけどありがたい!このシリーズでさらに新刊が出るとしたら「思想編」あたりになりそうですが、そちらももちろんお待ちしてますが、既刊2冊の第2弾なんかも出していただけるとうれしいなあ…と思っております。筑摩書房様何卒。

ほかに今年の雑感を列挙。
・「古典作品登場人物名鑑」ちょっとずつ更新してます。ちょっと思うところあって、少しリニューアルを考えております。たぶん来年着手できるかな?
・毎年帳簿付けをためてしまい、年末近くにいざ取りかかって不具合を起こす問題を反省し、月イチで記帳デーを設定することにしました。ここで前月分の記帳をするということにしたら、非常にうまくいった。来年以降もこのやり方を継続する所存です。
・『紫式部日記』を原文で読もうチャレンジをしたのですが、読んでいくうちに訳してみたいなあという気持ちになりました。今ちょっとずつ進めているところです。
・5月に短歌アプリ「57577」のことを書いたのですが、あれからしばらく続けてみて、だんだんちょっと…という気持ちになり…なんか特定の何人かの方たちで回っているように思えて…こちらは夏頃にやめてしまいました。

だらだらと書き連ねてしまったけど、そんなところでしょうか…。
今年もお仕事のお声がけをくださった版元様、編プロ様、ありがとうございました。この場を借りて御礼申し上げます。
来年もご依頼に応えられるように努めてまいります。
古典作品登場人物名鑑」を利用してくださった皆様、このブログに来ていただいた皆様もありがとうございました!
どうぞよいお年をお迎えくださいませ。

2025/05/01

57577

ごく最近「57577」というアプリがあることを知りました。
短歌の投稿に特化したSNSです。

その昔、Twitterを始めたばかりの頃に短歌をひとつふたつ詠んでみたことはあるものの、ほかの雑多なツイートとごっちゃになるのにどうにも違和感を覚えて早々にやめてしまった。しかし、これは前述の通り短歌に特化したアプリである。ということで、DLしてみました。

毎日提示されるお題に沿って詠むもよし、お題に関係なく心の赴くままに詠むもよし、出来不出来はまあアレですが、いろいろと歌をひねり出すのは楽しい。それより何よりいいなと思うのは、タイムラインが穏やかで静かなこと。これは恐らく歌の形をとるまでに、吟味され咀嚼された言葉が並ぶためではなかろうか、と思うのです。感情をのせて瞬発的に吐き出された言葉ではなく。なので眺めていても心が荒れたり波立ったりすることがない。
よいものを知ることができたなあと思っています。

2025/04/06

「やうやう白く」の「白く」とは

近畿地方の朝の番組に「おはよう朝日です」(ABCテレビ)というのがあり、まあ天気予報と占いと時計代わりくらいな感じでつけているのですが、この番組でたまーに天気にまつわる視聴者からの疑問に答えるコーナーみたいなのをやっている。で、先日(2025/3/21)「春はなぜ霞むのか?」というテーマを取り上げていた。
前述のとおり、私はこの番組を基本的にはぼやーっと聞いているので、この時もやっぱりぼやーっと聞いていたのですが、途中で急に注意を向けさせられた。
というのも、解説の中で、「春霞の情景を描いた古文の一節」ということで、『枕草子』の第一段を取り上げたからです。そう、「春はあけぼの。やうやう白くなりゆく山ぎは…」の箇所です。この「やうやう白くなりゆく」が、「春霞によって白っぽくなった空の状態」だという。
ん??????となったわけです。ここは、夜の暗がりから「やうやう」=次第に、「白く」=白んで(明るくなって)ゆく「あけぼの」の空のありさまを描いたものではないのか…? それ以外の解釈が提出されることなど微塵も思っていなかったくらいのある意味「常識」では…?
手元にある限りの解説書とか辞書とかもろもろ調べましたが、「やうやう白く」の「白く」を春霞によるものと記したものは見つかりません。もともと「しろく」には「著く(しろく)」と解釈する説もあったらしく、「新編日本古典文学全集(小学館)」の『枕草子』には、「『白く』と『著く』を重ねるか。」という注がついています。「著し」は「はっきりしている」という意味だそうなので、「やうやう著く」であれば、「次第にはっきりして」となるから、どちらにしても、夜の闇の世界から、日の出とともに周囲の物の輪郭があからさまとなっていくありさまを描いたことになるのでは。

うーん…。頭から真面目に聞いていたら、「やうやう白く」=「春霞」だという根拠を知ることができたのかもしれませんが、私が注意を向けて以降は、少なくともそういう内容はなかった、と思う。どういう流れでそういう解釈が出てきたのだろう。『枕草子』第一段は、中学教科書におけるド定番の文章でもあり、根拠のはっきりしないような内容をあんまりテレビで言わないでほしいな…と思ってもやもやした次第です。



2025/03/05

イラストACの広告を張ってみた

広告だらけのサイトは好きではないのですが、サイトのほうにイラストAC等の広告を張らせてもらいました。
勤め人をしている頃からイラストACにイラスト素材を投稿しているのですが、仕事が混み混みになると、そちらがほったらかしになってしまう…というか数年単位でほったらかしになってた(-_-;)少し余裕ができている今のうちにまた頑張って投稿しよう…!という自分への叱咤も込めて、です。
ちなみに下のリンクから、私個人のプロフィールページと投稿一覧に飛ぶので、よかったら見てやってください…何卒。
無料イラストなら【イラストAC】

私のイラストをDLしてもらえるととてもうれしいし、上記のリンクやサイトのバナーからイラストAC自体に会員登録してもらえるとうれしいです。いろんな素材がそろっていてお役立ちだと思います。

今回バナーを載せるにあたり、せっかくなので、イラストAC系列のほかのサービスの広告バナーもランダムで表示されるようにしてみようと思い…下記のサイトを思いっきり参考にさせていただきました。ありがとうございます。
webお役立ちネタ帳「PHPで画像をランダム表示させる方法~アフィリエイトバナー」


それにしても、「たくさんの人に使ってもらえる素材」って難しいなあ…と、イラストACに投稿していて思います。こういうのだといけるかな?と思って投稿したイラストがさっぱり使ってもらえない一方で、10年以上前に投稿したニッチそうなイラストがわずかながら毎日のようにDLしてもらえていたり。なんしか弾を打ち続けるしかないかなあとは思うので、試行錯誤しながらやっていこうと思います。

2025/02/26

新しいお仕事

増進堂様『高校標準問題集 古文・漢文』の原稿執筆~校正を担当させていただきました。

詳細はこちらから。

https://www.zoshindo.co.jp/high/452-1/9784424452096.html


進行していたのがちょうど「光る君へ」リアルタイムな時期だったので、『大鏡』とか『栄花物語』とかが取り上げられていると、道兼とか道長とか伊周などなど、劇中に登場した面々を見つけて秘かにうきうきするという楽しみ方をしてしまい……『蜻蛉日記』もあったなあ。

…すいません。内容自体はちゃんと、ちゃんとやりましたので、高校生の皆さんが古漢に取り組むうえでの一助になれば幸いです。

自分としても、昨今の入試問題の傾向なんかを知ることができて有難いお仕事でした。

2025年のしめくくり

前回の更新から半年以上経ってしまった💦 何にもしてないわけじゃないんですよ。ずーーーーーっと何かしてるんですが、進行中だと公にできないことも多くてですね(言い訳) ということで、久々ではありますが、時期も時期だし、1年を振り返ってみます。 R6年版中学教材の改訂作業がようやく先...