この度、一部執筆に加わった書籍が刊行される運びになりました。
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『読んで、感じて! 古典みゅーじあむ』(文学通信)
https://bungaku-report.com/koten-museum.html
くらし、とか、たべもの、とか、ことば、とか、さまざまなテーマを切り口に、関連する古典作品の一節を紹介しつつ現代との結びつきに触れてみたり、しています。
私は第2巻の「たべもの編」と第5巻の「もののけ編」の一部を執筆させていただきました。
古典作品と言うからには、『源氏物語』とか『枕草子』とか、平安時代の王道の(?)作品も多数フィーチャーしているので、大河ドラマで平安時代をがっつり描いているうちに間に合ってよかったです笑
でも江戸時代の作品も含まれているので、来年の大河もカバーしていると言ってもよいですね、うん。
ドラマの影響でもなんでもいいのだけど、古典作品に興味を持った方、むかしむかしの風俗や慣習などをのぞいてみたい方などなど、気楽に読んでいただける内容かと思うので、ページをめくっていただけると幸甚です。
編著者の根来麻子は大学時代に国文コースで机を並べた間柄で長年の友人でもあり、一方で、研究の道をちゃんと歩んでいる人です。なので、しがないフリーランスの教材編集者にすぎない自分がそんな彼女と名前を連ねるのは、よくよく考えたら大それた話だな…と思ったりもする。それに、自分の本分は裏方に徹することだと思って普段仕事をしているので、今回のように大っぴらな「執筆者」として表に立つというのは不慣れで、ちょっと迷いもありました。が、文責というものもあるかと思いますので。
なかなか滅多にない機会をいただき感謝申し上げます。自今はこれまで通り裏方の立場でひっそりとお仕事をしていく所存です。
ともかく。繰り返しになりますが、『古典みゅーじあむ』全5巻が、できるだけ多くの方の目に触れて、古典の世界の扉を開くきっかけになればうれしいなと願っています。